インドに旅行などで渡航するときには、あらかじめインドのビザを取得する必要があります。
そして、このインドビザを取得するためには、条件が少し特殊な証明写真を1枚用意しなければなりません。
どれくらい特殊かというと、私の場合、条件に合った写真を撮るために失敗を繰り返し、二千円と三時間を無駄にしてしまったほどです。
この記事にたどり着いた人も、
- インドビザの証明写真は何に気を付けるべきか
- インドビザの条件に合った証明写真機はどこにあるか
- 証明写真機で本当に撮影はうまくいくのか
など気になる人がとても多いと思います。
そこで、今回の記事では私の失敗談を含め、インドビザの証明写真を入手するにはどういった方法が最善なのかをまとめていきたいと思います。
インドビザ証明写真の条件
インドビザの写真に関する公式情報はかなり大雑把なものなので、代わりにインドビザ取得代行業者が出している情報をまとめると、以下のような条件があげられます。
- 最近撮影のもの(6ヶ月以内)
- サイズは5cm×5cm
- 枠なしのカラー写真(写真紙印刷)
- 顔の大きさが頭頂から顎までで2.5cm-3.5cm以内
- 背景は白色。自身の影が付いていないこと
- 顔が正面を向いており、目をきちんと開けていること(隠れていないこと)
- 写真の裏面には何も書かないこと
サイズや背景色など、いくつか見慣れない指定があることがおわかりでしょう。また、公式に出ている情報が大雑把な割に、写真の審査基準はかなり厳しいと言われています。
インドビザの条件に合う証明写真機は少ない
インドビザ証明写真の条件で特に着目すべき特殊な点は、
- 5cm×5cmサイズ
- 背景が白
- 顔の高さが2.5cm〜3.5cm
という点です。
最初、「それくらいの設定はそこらにある証明写真機でもできるだろう」と思っていました。しかし、その油断で私は数千円を無駄にすることになります。
ここからはいくつか私の失敗談をご紹介します。
5cm×5cmの写真サイズが選べない
まず私は家の近くの駅にある証明写真機を見に行きました。
証明写真機のサイズ選択画面で、パスポート用など色々な選択肢がありましたが、5cm×5cmという写真サイズの規格はありませんでした。
この時点で、「あ、インドビザの写真って特殊なんだ…」と実感しました。
しかし、まだほかの証明写真機を探せばなんとかなるだろうとこの時は思っていました。
背景「白色」を選択できない
次に見つけた証明写真機では、5cm×5cmのサイズがあり、これは期待できるぞと思いました。
サイズがあるということは、そのほかの基準も、機械が勝手にいい感じにしてくれるだろうと油断してしまいました。
撮影完了後、満足して写真を持ち帰り、家に帰って条件を確認したところ、衝撃の事実に気づきました。
「背景、青やん…」
インドビザ証明写真の条件では、背景は白でなくてはいけないと言われています。
こういうことはお金を投入して写真撮影が完了した後に気づくので、とても悲しい気持ちになります。
ほかの用途もないので、この写真は捨てることにしました。
この時点で、半ば心が折れ始めました。
顔のサイズが3.5cmを超えてしまった
次に、もう失敗はしたくないと思い、ネットで検索したところ、富士フィルムの証明写真機であれば、5cm×5cmのサイズと、背景色が白であるという条件を満たすことが分かりました。
そこで、近くにある富士フィルムの撮影機を探し、案内にしたがって、自分なりに完璧に写真を撮影しました。
撮影料金は少し高めの1,000円でしたが、これで決着が着くならよいかな、と…。
しかし、写真を持ち帰ってみて、念のため条件を確認したところ、さらなる悲劇が起こります。
「顔の高さが3.5cmを超えているッ…!」
証明写真機の案内に沿って、頭の位置とアゴの位置を揃えたはずなのに、実際は顔の大きさが4cmくらいになってしまっていました。
私の心は完全に折れました。
今思えば、少しの出費を証明写真機でケチろうとした、浅はかな心が良くなかったのかもしれません。
はじめから、カメラ屋さんに頼めばよかった
最終的に、値段が高いと思いこんで避けていた、カメラ屋さんによる写真撮影を依頼しました。
私の場合は、新宿西口にある「カメラのキタムラ」にお願いしました。
最初は、予約や時間がかかって面倒かと思いきや、予約不要で入ることができ、写真受け渡しまで20分程度で終わりました。
価格的にも、3,000円くらいするイメージでしたが、実際は1,700円くらいでした。
安くはありませんが、証明写真機で失敗して時間とお金を失った経緯を考えると、まったく許容範囲でした。
また、撮影スタッフも慣れているだけあって、インドビザの厳しい条件を熟知しており、少し髪が目にかかっていただけでも、すぐに教えてくれました。
見た目についても、顔の角度も細かく調整してくれたおかげでバッチリです。
そんなこんなで、かなりスムーズに基準にバッチリ合った、文句なしの写真を撮ってもらうことができました。
撮影では、以下のような点が注意されたので、あらかじめ準備しておくとよいでしょう。
白っぽい服はNG
背景色が白なので、白い服を着てしまうと背景と同化してしまう可能性があります。コントラストが出るように、色の濃いシャツを着て行きましょう。
※私はこれまたうっかり白い服を着てしまったので、お店でジャケットを無料で貸してもらいました。
前髪が目にかかっている
インドビザでは目がはっきり写っているかという点も厳しくチェックされるようですので、前髪が長い場合は、はっきり分けるなどして、「これでもか」と顔を露出した方が安全です。
メガネをかけている
メガネも上記と同様の理由で、目が隠れてしまったり、光を反射してしまう可能性があるので、撮影時には外す方が安全かもしれません。
これくらい大丈夫だろうという油断が、厳しいインドビザの場合は通らないこともあるので、万全を期しましょう。
こういった細かい調整も、撮影スタッフさんから直接教えていただけたのが、無知な私にとってはありがたかったです。
結論、インドビザの証明写真は、少し手間でもカメラ屋さんに撮ってもらうのが一番楽というように私自身は思いました。
覚えておきましょう。。笑
その他のビザ手続きは、代行がとても楽
その他、インドビザ申請は、英語での入力が必要であり、かつ少しでも記述を間違えるとNGというような面倒さがあります。
また、直接大使館に行ったり、ネットでやりとりをするのにも時間を使う必要があります。
私の場合は、時間がなかったのもありインドビザ申請の代行を依頼しました。
手順としては到着した質問票を日本語で書いて、証明写真とパスポートと合わせて送付すればあとは申請を済ませてくれます。
ビザ費用込みで6,000円程度かかりましたが、それだけの時間と労力を節約できたからよかったなと思います。
自力でビザを申請した方がいい経験にはなると思いますが、そんな頻繁にインドに行かないのであれば、そういう選択肢もアリなのではないでしょうか。
インドの瞑想やヨガのカルチャーに興味のある方へ
今回私がインドビザを取得したのは、インドで12年に一度行われるスピリチュアルの大祭、クンブ・メーラに参加することになったからです。
この稀有なツアーに参加する機会をいただいたのは、インドでもっとも尊敬を集める瞑想マスターの一人である、ヨグマタ相川圭子さんのお導きのおかげです。
ヨグマタ相川圭子さんは、日本のテレビ番組「マツコの知らない世界」に出演して話題沸騰中の人ですが、瞑想の本場インドでは、それ以上に多くの人の尊敬を集めています。
今度のクンブ・メーラでも、ヨグマタ相川圭子さんの元に数十万人のインド人がダルシャン(聖者との出会い)に訪れることでしょう。
もし、あなたが瞑想やヨガに興味があってインドに渡航する予定なら、その前にぜひヨグマタ相川圭子さんにお会いしてみてはいかがでしょうか。
ヨグマタ相川圭子さんは、日本でも瞑想の指導や講演会などを行なっており、インドでもなかなか出会えない本格的な瞑想を習うことができます。
私自身も、以下の記事にあるように、素晴らしい体験をさせていただきました。
もしかしたら、あなたがインドに行かなくても、得たいと思っていた神秘的な出会い、素晴らしい瞑想体験が待っているかもしれませんね。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。