人生の中で、誰もが一度は恋をして、異性を好きになった経験はあるでしょう。
恋をしているときは、夢中になって追いかけたりして、気づけば一日中その人のことで頭がいっぱいになってしまいます。
もしあなたがその恋が成就させることができたなら、心にとても大きな喜びが生まれることと思います。
しかし、もしあなたが片思いをしていたり、恋が叶わなかったりしたときは、自分の中に耐え難い苦しみが湧き上がることでしょう。
恋愛というのは、自分の思いが叶ったらとても嬉しくて、叶わなかったらとても苦しいという二極端を、行ったり来たりします。
その性質を理解した上で、とらわれずに楽しむことができたらよいのですが、なかなかそうはいかず、つい振り回されてしまうのが実情だと思います。
この記事では、そのように好きという気持ちが苦しみになってしまう原因と、それを根本的に解決する方法を、私の体験談からお伝えしていこうと思います。
恋愛に心が振り回されて苦しい時の行動パターン
まず、普段私たちが辛い恋愛に直面した時、どのように行動してしまっているのかを振り返ってみましょう。
例えば、大好きな人に振られてしまったとして、次のような行動に出てしまう人も少なくないのではないでしょうか。
- 諦めきれずしつこく追いかけてしまう
- 関係性にしがみついて、未練がましくチャンスを期待してしまう
- 相手に怒りや悲しみをぶつけてしまう
- 友達にその人の悪口を愚痴ってしまう
- 色々な理由をつけて、付き合わなくてよかったと自分に思いこませる
これらの度が過ぎれば、お互いにとって傷の残る、後味の悪い関係になってしまうことでしょう。
とはいえ、私も経験があるのですが、その時の心の状態によっては、どんなに冷静になろうとしても制御できず、感情に任せて行動してしまうこともあります。
例えば、恋愛を人生において最重要視していたり、恋人に強く依存して生きている人が当てはまります。
そうした人にとっては、恋愛関係が失われたとき、あたかも世界が終わったような、意識が真っ白になる感覚に陥ってしまい、つい極端な行動をしてしまうこともあります。
その時、内面では、一人ぼっちになってしまうという強い恐れや不安、自分自身を守ろうとする自己防衛の心などがブワッと湧き出てきて、負の感情を抑えることができないのです。
この記事をお読みの方の中でも、そうした恋愛の失敗を何度も経験して、この苦しみを終わらせたいと願う方がいらっしゃると思います。
どうしたらこの苦しみを最小限に抑えて、もっと自由に人を愛することができるのでしょうか。
「執着」という心の性質が、全ての苦しみの原因
苦しい恋愛から抜け出すために、たったひとつだけ覚えていただきたいキーワードは「執着」です。
この執着という心の性質こそが、あなたの恋愛や人生さえも不自由にして、苦しみを招いているのです。
恋愛への強い執着が招く、負のループ
この執着の性質について、具体的に理解するために、よくある恋愛の失敗を例に明らかにしていきましょう。
まず、人が恋愛をするときには、少なからず「執着」が自分の中に生まれます。
執着とは、磁石のように自分の不足しているものを引き寄せ、それを常に自分の思い通りにしようとする心の働きです。
人の心はまず、自分の不足を満たしてくれそうなものを敏感に察知し、磁石のようにグイーッと強い力で引き寄せます。
引き寄せた上で、心はさらにその対象を自分の思い通りにコントロールして、依存しようとします。
恋愛の場合、最初はそれでもうまくいきますが、だんだんと慣れて遠慮がなくなってくると、お互いにわがままな態度をとってしまうことが増えてきます。
そこで自分の中に不安が生じると、執着はさらに相手を管理しようとして、駆け引きしたり、うまく教育しようとします。
ですが、コントロールしようとすればするほど、なぜか相手は全然自分の思い通りには行動してくれません。
そのように自分があれこれ苦労している一方で、多くの場合、当の本人は無頓着なものです。
なぜなら、相手には相手の生き方と人生があるので、勝手に期待されたり、それが叶わない時に寂しさや不満を人のせいにされても困るのです。
このような根本的なすれ違いがあって、心がどんなに相手を自分の思い通りにしようと望んでも、そのワガママが全て叶うことは決してありません。
そうこうして、相手への期待と失望、好きと嫌いの間を絶えず往復しているうちに、心が疲弊してきます。
執着から得られる喜びは、いつか必ず消える
実のところ、執着に支配されている状態で得られる喜びは30パーセント程度で、残りの70パーセントは苦しみではないでしょうか。
その30パーセントの喜びのために、その倍以上の苦しみを背負い、時間と労力を消費し、必死になって追いかけ回しています。
この執着の働きに気づかずに、お互いのハートが未熟であった場合は、早かれ遅かれ破綻が生じます。
最終的に、どちらかが決定的に幻滅する瞬間が訪れ、恋愛関係の解消へと結びついていくのです。
その時には、強い怒りや悲しみ、あるいは、まるで自分の一部が引き剥がされるような強い喪失感を覚えることでしょう。
その人への思い入れが強いほど、真っ暗な暗闇の中に放り込まれたように、人生が完全に終わったかのように意気消沈してしまうのです。
これが、恋愛において、強い執着がもたらす悲劇的な運命なのです。
恋愛に対して執着を持つ多くの人が、こうした失敗を何度も繰り返しては、まるで負のループに陥っているような感覚を覚えます。
なぜなら、いくら恋愛経験を積んだとしても、根本的な原因である、自分の中の深い執着を外すことができていないからです。
その執着が外れないうちは、どんなに意識して気をつけたとしても、いつかは露呈して、結局は悲しい結果に終わってしまうのです。
私は、しぶとい「恋愛の執着」をこうして外した
ここまで見てきたように、相手の行動にいちいち心をかき乱され、依存と別れを繰り返すだけの恋愛は、とても辛いものです。
しかし、その原因が執着であるということが理解できたなら、これを和らげる方法を探ることで、人生もずっと楽になるはずです。
ここからは、いかにそうした執着を自分の心から外していくことができるのかという方法を、私の体験からご紹介します。
執着を外すのはとても難しい
執着を外すというと、あっさりできそうに聞こえますが、実は決して容易なことではありません。
「あの時、愛を得られなかった」という悔しさや辛い思いは、心の奥に深く刻まれており、それを解きほぐしていくのに、通常はとても長い時間がかかります。
私自身も、こうしたトラウマを解消するために、様々な心理カウンセリングやセラピーを受けました。
しかし、何度通っても、結局は表面的な慰めしか得ることができず、この胸に巣食う深い苦しみは消すことができませんでした。
心理学に限界を感じた私は、次に、宗教やスピリチュアルの道も模索し始め、そこで私の人生を大きく変えることになる「瞑想」と出会ったのです。
「瞑想」は執着を外すための最高のツール
最近では、リラクゼーションのための瞑想が巷で流行しており、ヨガの教室などで体験したことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その瞑想ですが、本来は、心の執着を浄化するために編み出された方法であり、その歴史は5,000年以上と言われています。
古来より多くの聖者がインドのヒマラヤで瞑想修行をし、様々な欲望、執着から解放されて、悟りを開いていきました。
仏教の始祖であるブッダも、インドの様々なヒマラヤ聖者を尋ねられて、瞑想を実践し、最終的に悟ったといわれています。
私は、様々な聖人達がこの瞑想によって、心の様々な執着を乗り越えてきたことを知り、俄然やる気が湧いてきました。
もし、この瞑想の真髄を知ることができれば、深い執着が浄化でき、恋愛による苦しみがなくなるはずだと考えたのです。
偉大な瞑想の先生、ヨグマタ相川圭子さんとの出会い
その後、瞑想についての様々な研究と出会いの中で、私が最終的に導かれたのは、ヨグマタ相川圭子さんという方でした。
ヨグマタ相川圭子さんは、当時まだ日本ではほとんど知られていなかったヨガをインドから持ち込み、その普及に大きく貢献された方です。
その活動がきっかけとなり、相川圭子さんは日本人女性でありながら、インドの高名な聖者に見出され、ヒマラヤにおいて瞑想修行をすることになりました。
そして、長く厳しい修行の末、ついに究極の悟りのステージに達し、現在、インドでももっとも高名な大聖者として知られています。
日本では、インドほどには知られていませんが、TBSの有名テレビ番組に出演されたりして、その世界ではまさしく超のつく有名人です。
私がヨグマタ相川圭子さんを初めて知った時は「そんな偉い先生がいるんだ、会えればいいな」くらいに思っていたのですが、なんと、日本で直接瞑想を指導していると知り、私はすぐに体験講座に参加しました。
瞑想を商売にした怪しい団体も多い中で、ヨグマタ相川圭子さんの道場の雰囲気は、人も含めて、とても素晴らしいものでした。
かつ、そこで体験したことが、私の深い執着や寂しさ、不安の全てを解放する可能性があることを強く実感し、最終的に入門させていただくことになったのです。
瞑想を始めて、恋愛の執着はどうなったか
そうこうして、私がヨグマタ相川圭子さんのもとで瞑想を始めて3年が経とうしています。
この短期間で、過去の自分では考えられないほどの、本当にありがたい成長をさせていただきました。
恋愛に関して言えば、以下のような変化があったと思います。
- 内側に温かい愛が芽生え、人から愛をもらわなくても大丈夫になった
- 強い寂しさがなくなり、依存をしたいと思わなくなった
- 心の余裕ができ、相手とも付かず離れずのちょうどよい距離感を自然にとれた
- 何かすれ違いがあっても、冷静になって関係をすぐに修復できるようになった
- 恋愛に頼らなくても、人生とは素晴らしいものであると思えた
「恋愛がこんな綺麗に済むはずがない」と過去の自分なら思ったかもしれませんが、事実、なんの苦労もせずに、このような心境の変化が起きたのです。
まず、ヨグマタ相川圭子さんの瞑想によって、自分自身の内側で純粋な愛を生産する方法を学んだので、かつてのように、恋愛に依存する必要がなくなりました。
それにより、これまで余裕がなくて相手を傷つけることしかできなかったのが、自分から優しさを差し出すという全く逆の選択ができるようになったのです。
結果として、恋愛も気負わずに楽しめるようになりましたし、人間関係の全てが良くなって、人生そのものが以前よりずっと明るいものになったと感じています。
ヨグマタ相川圭子さんの瞑想によるそのほかの素晴らしい効果は、以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
瞑想で、なくなることのない本当の愛を手にしよう
ここまで、恋愛と執着の厄介さについてと、その解決策として、私の瞑想に関する体験談をお伝えしてきました。
こうして執着の泥沼から自由な世界へ抜け出た体験をすると、いかに自分がこれまで人生を思い込みで限定していたのかということを、強く実感します。
執着を落とし、自分を純粋にしていくことができれば、本来この世界はただ愛そのものであり、希望に満ちているということを、身をもって理解していけるのです。
この記事をご覧の方は、きっとかつての私のように、現在進行形で苦しみを抱えているのだと思います。
ぜひ、その問題を解決する糸口として、ヨグマタ相川圭子さんに一度お会いしてみてください。
会うだけでも目に見えないレベルで変容が起き、自然と色々なことがうまくいくようになるのではないかと思います。
さらに、あなたが瞑想を始めることができれば、これまで私がお伝えしてきたような奇跡を、ご自身も必ず体験することができると約束します。
あなたに陽だまりのような温かい愛が降り注ぎ、深い苦しみがほどけ、心から安心して人生を歩んでいけるよう、お祈りしています。
それでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。