パイロットババとは?経歴・現在の活動など【ヒマラヤ大聖者】

パイロットババは、現代のブッダともいわれる、インドで最も高名な聖者です。

政治家や俳優などの著名人もパイロットババに大きな尊敬を寄せており、モディ首相もパイロットババに帰依をしているといいます。

その理由はパイロットババが究極の悟り、サマディに到達したサマディヨギであるからです。

インドでは数千万人の出家修行者(サドゥ)が存在しますが、その中でサマディに達した人はごくわずかです。

パイロットババは、そうした数少ないサマディヨギであり、さらに公開サマディという最も困難な行を百数回成功し続けたことで、インドの人々から最大級の尊敬を集めています。

また、サマディヨギの多くは、人を避けてヒマラヤの奥地に住んでいますが、パイロットババは人々を救う使命を与えられて、社会へ下りてきました。

現在も、同じくサマディヨギであるヨグマタ相川圭子とともに、ワールドピースキャンペーンという世界平和活動を行っています。

パイロットババの経歴

パイロットババの生涯は、著書である「ヒマラヤへの扉」に詳しく記されています。

パイロットババの本名はKapil Adwait(カピル・アドヴァイダ)ですが、修行を行う前にはインド空軍のパイロットであったため、弟子から「パイロットババ」と呼ばれています。

幼少の頃から、ヒマラヤ大聖者に見守られて育つ

(インド ササラムのパイロットババのアシュラム)

パイロットババは1938年にビハール州ササラムの王族に生まれ、幼少期は無邪気にスポーツなどをして過ごしていたそうです。

しかし、他の子供たちと決定的に違っていたのは、その時からすでにヒマラヤの大聖者であるハリババの加護を受けていたことです。

ハリババは子供のパイロットババと一緒に遊んだり、山で追いかけっこをしたりなどしてながら、成長を見守っていたそうです。

そして、遊び終えるといつも、ハリババジは独特の慣習で「2ルピー」を報酬として受け取って去っていくのでした。

ハリババは、神の意思により、パイロットババジが潜在的に持っていた悟りのカルマを成就させるため、幼少の頃からずっと目をかけていたのです。

そのため、パイロットババが青年へと成長していく中で、世俗的な誘惑に興味を見せた時には、どこからともなく現れて、人生の目的について正しい忠告をしていきました。

「私はこの若者を世俗の迷路に迷わせたくないのだ。『真理』を含むあなたの潜在的印象(サンスカーラ)は常にあなたに付き従うだろう。この生という旅の中でも『出会いと別れ』は潜在的印象の総体の結果なのだよ。」

このようにハリババによって悟りへ向かう道が整えられており、パイロットババも次第に世俗を離れた生き方を意識するようになります。

インド空軍に入隊してパイロットになる

(インド空軍時代のパイロットババ)

パイロットババは元来の性格として、冒険的・挑戦的な生き方を好んでいました。

そこで、1957年に大学を卒業後、23歳の時にインド空軍に入隊してパイロットとなりました。数々の功績を上げ、最終的に司令官に就任します。

パイロットババが若い頃に軍人として活躍していた時も、ハリババジは事あるごとにその姿を表し、危機を助けました。

例えば、ある時、パイロットババが戦闘機で飛行中、機体の制御を失ってしまい、山壁に墜落しかけます。

いよいよ死を覚悟したその時、突然、ダウンしていた機体の機能が全て復活し、機体は高度を上げ始めました。

ふと気づくと、なんと自分の代わりにハリババが機体を保持していたそうです。

ハリババはそのままパイロットババの飛行機を安全な場所へ着陸させました。

着陸した直後にはすでにハリババは姿を消し、2ルピーは受け取らなかったそうです。

パイロットババにとって、この出来事は非常に印象深い体験となり、その後、ヒマラヤでの修行の道を真剣に考えるようになります。

社会生活と悟りの道の間で葛藤する

パイロットババはハリババの導きによって、ヒマラヤでの修行に憧れを抱く一方、家族や大事な友人との社会生活も簡単に捨てることができず、葛藤を覚え始めます。

「私は、一方に修行生活への憧れがあり、そしてもう一方には世俗的な誘惑という相反する感情の真中にいることがわかった。」

ハリババも、パイロットババの霊的な準備が整い始めたことを予期し、これまで以上にヒマラヤでの修行の道を勧めるようになっていきます。

ハリババは、パイロットババとその親友との交流の最中にも姿を表し、彼を世間的な幸福の方へ連れて行かないように忠告をしていきます。

「彼は物質世界のさまざまな活動によって忘却の中に押しやられている『やるべきこと』を授けられているのだ。やがて時間があなた方の本当の目的を明らかにするだろう」

「彼の運命は別のところにあるのだ。彼はこの道の孤独な旅人だ。彼はヨーギになるように運命づけられている。」

 強い葛藤に苦しんでいたパイロットババジも、こうしたハリババジの強いメッセージを通して自分の使命を徐々に受け入れ始め、最終的にヒマラヤでの修行を選ぶことになります。

「究極的には無執着の感覚が私を席巻し、進んで世俗を放棄した。すぐに私は放棄の人となってあたりを放浪し始めた。」

パイロットババは、社会における幸福と決別して、ついに本格的な悟りの道を目指していったのです。

ハリババを探し求め、ヒマラヤを歩き回る

(左:オッタルババ、中央:ハリババ、右パイロットババ)

パイロットババは、ヒマラヤの修行を決意した後、自分をここまで導いてきたハリババを探す旅へと出ます。

そのために何年もの間、ヒマラヤを歩き回りますが、ハリババは自分から姿を表すことがあっても、自力で探し当てることは困難を極め、途方にくれます。

パイロットババはついに精根尽き果てて、深い森の岩の上で修行の格好で座ります。

風に吹かれながら、そのまま岩の上で眠りに落ちかけたその時、ハリババは突然姿を表し、「起きるのだ。先に進む時が来た」とその腕を掴みます。

そして、パイロットババは、そのままヒマラヤの神聖な場所に導かれ、修行の生活へと導かれていくのでした。

パイロットババは長年、ハリババの姿を求めて外の世界を彷徨っていましたが、そうではなく、内側の自己を探求することにこそ、答えがあったのです。

パイロットババはその後、ヒマラヤで厳しい修行を重ねながら、数々の聖者との出会いを果たしていきます。

そして、ハリババジの師であるオッタルババ(アヴァターババ)との出会いがあり、神からの祝福を受け、ついに最高のサマディに到達します。

悟りの証明「公開サマディ」を100回以上成功させる

その後は、師の命により、すべての人々の意識を高めるという使命を果たすため、ふたたび社会へと戻されました。

社会へと下りたパイロットババジはその世界平和活動のひとつとして、「公開サマディ」という行を行いました。

この行では空気や食料もない空間で3〜4日の間、真我一如の状態にとどまるもので、命を落とす者もいる困難な行です。

パイロットババは、この公開サマディを地中、水中、時には密閉されたガラスの中で行い、なんと百数十回以上成功し続けます。

その功績からインドの人々の間では最高のヨギとして賞賛されるようになり、今でも多くの人々が祝福を求めてパイロットババジの元に駆けつけます。

インドの人々は、公開サマディを通じて悟りが実在することを確信し、大きな希望と祝福を得るのです。

世界平和運動(ワールドピースキャンペーン)を始める

公開サマディの偉業とともに、パイロットババは、世界平和のための活動を各地で開始します。

この活動はワールドピースキャンペーンと呼ばれ、インド初の女性首相インディラ・ガンディー首相の声かけのもと始まったと言われています。

このワールドピースキャンペーンを行っていた初期の1984年に、女性初のヒマラヤ聖者となる、相川圭子さんと運命の出会いを果たします。

相川圭子さんとの出会い

その頃、日本のテレビ局が、サマディについての番組を制作するために、インドからパイロットババを招きました。

しかし、テレビ局は、偉大なヒマラヤ聖者をどのように迎えればよいか分からず、手をこまねいていたところ、当時ヨガの草分け的存在として知られていた相川圭子さんに声がかかったのです。

その番組の後、パイロットババは相川圭子さんの類稀なる純粋なカルマを見抜き、「ヒマラヤへ来て、修行をしませんか」と誘いました。

当時からヒマラヤ奥地での修行に強い憧れのあった相川圭子さんはこれを快諾し、ヒマラヤで修行を重ねます。

その後、相川圭子さんはパイロットババジの師であるハリババジに邂逅し、また究極のサマディに達して、ヒマラヤ聖者団の一員となりました。

そして、パイロットババと同じように公開サマディを人々の前で行い、これを18回成功させます。

そうした功績が認められ、相川圭子さんは「ヨグマタ(=ヨガの母)」という称号で人々から呼ばれるようになったのです。

現在は、ヨグマタ相川圭子と共に世界中で活動を行う

ヨグマタ相川圭子さんもまた、究極のサマディを達成した後、ハリババジから「日本の人々を救いなさい」という大きな使命を与えられ、日本での活動を行うことになります。

今では、パイロットババとヨグマタ相川圭子の二人でワールドピースキャンペーンを促進しており、世界中で活動を行っています。

その活動の理念はシンプルで、「一人ひとりが瞑想を通して、内なる平和を獲得し、その輪が広がることで、世界は平和で満ちあふれる」というものです。

ここ日本でも、ヨグマタ相川圭子さんは積極的に活動を行っており、毎年9月にはパイロットババジを招いてのイベントも開催されています。

日本において、そうした偉大なヒマラヤ聖者二人に出会うことのできることができるのは、奇跡ともいうべき、非常に貴重な機会に違いありません。

さらに日本人の場合は、ヨグマタ相川圭子さんからヒマラヤ直伝の瞑想を受けることもできるのですから、これはあり得ないほど大きなチャンスと言えるでしょう。

もしあなたが本格的な悟りの道にも興味があったらぜひヨグマタ相川圭子さんの公式サイトをご覧になってください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

関連記事はこちら

執筆者へのご質問・コメントはこちら

入力いただいたコメント・名前・メールアドレスは一切公開されません。ご質問の場合、入力いただいたメールアドレス宛に個別でご連絡いたします。
※内容によってはご返信できない場合もございます。
* が付いている欄は必須項目です。

CAPTCHA