3月9日に、ヨグマタ相川圭子さんの新刊、「ヒマラヤ大聖者のマインドフルネス-悩みを手放し、健康体質になる普通の人のための瞑想入門−」が発売となりました!早速読破しましたので、レビューを書きたいと思います。
「マインドフルネス」、言葉は知っているけど・・・
この本のテーマは、その名の通り「マインドフルネス」です。
日本でも、ヨガや瞑想が、心理学の世界でよく取り上げられるようになりました。
「瞑想」というと、なんとなく引いてしまうところがありますが、主に心理学の分野で使われる「マインドフルネス」という言葉は、広く浸透しており、とっつきやすいイメージだと思います。
ですが、その知名度に反して、マインドフルネスという言葉の本当の意味や、正しい心がけ、ワークの進め方についてはそこまで深い理解がされていないように思えます。
マインドフルネスは、脳科学で効果が認められており、安全性の高いものと認識されていますが、実際のところ、正しい心構えがなければ、非常に危険な行為でもあります。
なぜなら、自分の内側に深く入っていくほど、これまでの人生で積み重ねてきた、様々な思いや大きな苦しみ(カルマ)にも直面することになるからです。
その時に守って導いてくださるのがマスターの存在なのですが、本当に人の内側を知り尽くし、絶対に安全な道を指し示してくれる先生は、世界を探してもほとんどいません。
かといって、独学の半端な知識で深く内側に進んでしまうと、魂・心・体のつながりが損なわれてしまう「霊障」にかかり、統合失調症などになってしまうケースも多く存在するのです。
この本では、そういった瞑想初心者が陥りがちなポイントなども、よく解説してくれています。
ヨグマタ相川圭子さんは、マインドフルネスのルーツのルーツと言える、ヒマラヤ瞑想のマスターであり、そういった落とし穴や、正しい瞑想の進め方を熟知されているのです。
本の末尾にも、瞑想のワークが付録されていますが、本格的に取り組む場合は、やはりヨグマタの元で、しっかり教えを受けながら実践するのが一番安全ということが強調されています。
マインドフルネスはとても気軽にできるワークではありますが、まずはこの本を読んで、正しい理解のもと行うことを強くおすすめします。
日常での心の使い方一つ一つが、マインドフルネス。
マインドフルネスというのは、単純に瞑想をさすのではありません。
この本では、瞑想についてももちろん解説されていますが、どちらかというと、日々の心の使い方についてガイドしています。
瞑想の本かと思って買った方は、少々肩透かしを食らうかもしれませんが、日々の行為や心使いを本当に正しく行うことができたら、それはすでにマインドフルネスなのです。もし、瞑想するとき以外の生活が乱れてしまっていたり、人をいつも恨むようなことをしていたら、意味がないですよね。
この本では、「こういう時は、このような心の使い方をすれば良い」ということが具体的に書いてあります。
また、自分自身の思い込みが、パッと解き明かされるようなメッセージもたくさん入っています。どんな方であっても、心に響く言葉があると思います。
いくつか、僕にとって印象的だった言葉をピックアップします。
「気を遣うのではなく、愛を使う」
気を遣うのは、実は自分をよく見せたかったり、嫌われたくないという自己防衛の姿でもあるといいます。一時はよくても、ずっと気を遣っていたら、自分も相手も疲れてきて、お互い居心地がいいとは言えなくなってきます。
こういう時こそ、「目の前のこの人が、幸せになりますように」という気持ちを出すことができれば、それが相手にも伝わって、非常に良い関係性になれると思います。
「欠点を分析するのではなく、自分を許し、信じ、愛す」
よく人は、「99%が白で1%が黒」という場合でも、その1%を見て人や自分を分析して、勝手に恨んだり、決めつけたりします。そんな時は、心がイガイガして、一点に定まらず、集中もできません。
ですが、そこで、「ああ、こんなダメなところも、自分なんだな。」とひと息つき、そのことに気づけたことを感謝して、「そんな自分のことも信じて愛そう」というように切り替えられたら、きっと優しい気持ちに戻って、また一からチャレンジができると思います。
毎日を幸福な気持ちで満たされて生きるために
本の表紙を見ると、「毎日を幸福な気持ちで満たされて生きるために」というサブタイトルがありますが、その通り、日々この本を読み、さらには内容を実践することで、素晴らしい毎日を手にすることができると思います。
本を読んで、さらに深く瞑想の世界に入り、悟りを目指したくなった人は、ぜひヨグマタ相川圭子さんが主催する瞑想の道場に入門されると良いと思います。本だけでは得られない、さらに深い内容を学ぶことができるはずです。
あなたがこの本をきっかけに真理に出会い、さらに幸せな道を選べますよう、お祈りいたします。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。